自分を奮い立たせる応援歌①~AMBITIOUS(Hound Dog)

日清のカップヌードルのCMのバックに流れていた曲です。

ハウンドドッグのAMBTIOUS

 

ハウンドドッグはff(フォルテシモ)が有名ですが、僕はこの歌がずっと好きで、受験前とか、部活の試合前とか、勝負所ではいつもこの歌を聞いていました。

 

傷だらけの膝で走り回っていた少年の頃からあっという間に時間が経ちました。

同じ地図を開いて旅をあきらめたことも何度もあります。

でも「もう一度、チャレンジしよう、立ち上がろう」と思った時、僕はこの曲です。

心を揺さぶる名言①~のぼうの城(上)和田竜 小学館文庫

北条家支城「忍城」を圧倒的多数で取り囲み、傲慢な態度と条件で無血開城を要求する豊臣軍の使者、長束正家。これに対し、敢然と開戦の意思を示した、成田長親のセリフ。

 

だが、馬鹿者はこのとき、侍でもなければ成田家の一門でもない、ただの男になり果てていた。強者の侮辱にへつらい顔で臨むなら、その者はすでに男ではない。強者の侮辱と不当な要求に断固、否を叫ぶ者を勇者と呼ぶのなら、まぎれもなくこの男は、満座の中でただ一人の勇者であった。

「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。ならばわしは嫌じゃ。わしだけは嫌じゃ」

強き者が強きを呼んで果てしなく強さを増していく一方で、弱き者は際限なく虐げられ、踏みつけにされ、一片の誇りを持つことさえも許されない。小才のきく者だけがくるくると回る頭でうまく立ち回り、人がましい顔で幅をきかす。ならば無能で人が好く、愚直なだけが取り柄の者は、踏み台となったまま死ねというのか。

「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」

長親は決然と言い放った。その瞬間、成田家家臣団は雷に打たれたがごとく、一斉に武者面を上げ、戦士の目をぎらりと輝かせた。